自動化ゲート、登録していますか?
こんばんは、オボロヅキです。
早速ながら、ゴールデンウィーク期間を利用して海外旅行をされた方も多いのではないでしょうか。1週間ほど休みがあれば、近隣アジア圏なら気軽に行けますね。私が大好きな台湾なら3時間ほどで着く手軽さです。どこへ向かうにせよ、海外旅行の際には出入国審査を経なければいけません。
海外旅行に慣れている皆様ならご存知のように、この出入国審査は案外手間取ります。そして異様な緊張感があります。審査官も犯罪などを未然に防ぐためにも真剣に公務を執り行っておられるので基本硬い表情ですし。繁忙期になれば膨大な数の渡航者を審査しなければいけないものの、窓口数には限りがあるので処理できる数にも限界があります。そして、もちろん渡航者は諸外国の方々も含まれているため、審査に要する時間も様々です。この手続を簡略化するために、自動化ゲートの運用がしばらく前から始まっています。
自動化ゲートとは
一行で書くと、「審査官の代わりに専用端末を用いて渡航者自身の操作で出入国審査を行うゲート」です。利用するためには事前準備が必要となります。先日私も関空まで出かけて登録してきました。手続きはとても簡単で、申請用紙に必要事項を記入してパスポートを添えて窓口へ提出し、両人差し指の指紋を登録するだけでした。窓口は狭いのでタイミングによっては混雑するかもませんが、私の時は手続完了まで10分くらいでした。
登録する場所
関空の場合は第1ターミナル4階国際線出発フロアCカウンター裏手にあるCIQ PRルームの中で手続きができます。保安検査を受けたあとや帰国時にでも登録出来るようですが、あまり時間的に余裕が出来そうに無ければ事前に登録するほうが賢明でしょう。CIQ PRルームが思いのほかひっそりと存在しているため、ちょっと迷いました(^_^;)
一先ずCカウンター向かって左側を真っ直ぐ進むとこの看板が見えてきます。
この奥に見えている白い看板のところがCIQ PRルーム入り口です。部屋の中では検疫の重要さを実感できる展示物やパネルが設置されており、思いのほか興味をひかれます。こんなにでっかい虫が荷物にくっついてくるものなのかと驚きました。登録の際にはご覧になることを強くおすすめします。
中に入るとすぐ左手にこのカウンターがあります。ここに設置されている日本人用(または外国人用)の申請用紙に必要事項を記入して、この奥の窓口に提出します。私が訪問した際には2人体制で受付をしておられました。書面確認の間に奥のパネルを読んで注意事項を確認して、続いて指紋登録です。指紋スキャナで2回読み取りを行いました。問題なく登録ができればこれで終了です。最後にパスポートには自動化ゲート登録済みのスタンプが押されます。
こちらのスタンプが最終ページに押印されたものです。パスポートの有効期限の前日が自動化ゲートの有効期限となっています。これで自動化ゲートを利用できるようになりました。
因みに、申請用紙に外国人用とちらっと書きましたが自動化ゲートに登録出来るのは日本人だけではありません。外国籍の方でも、再入国許可を有している方やみなし再入国制度対象者は登録できます。私が登録に行った時にもアジア系外国籍の方が登録に来ておられました。
一度登録すればパスポートの有効期限とほぼ同じ期間まで出入国審査をスムースに行える制度を活用しない手はありませんね。以上、自動化ゲートの登録のススメでした。